ゲッベルスの身長

パウル・ヨーゼフ・ゲッベルスは、ご存知の如くN.S.D.A.Pの宣伝全国指導者であり、ヒトラー政権下の国内体制維持に辣腕を発揮した国民啓蒙・宣伝大臣である。
“プロパガンダの天才”であり、ゲッベルスが考えたという宣伝技法は現在でも用いられている。
ゲッベルスはまた“小さなドクトル”とも称されているが…
当時の平均身長が現代よりも低かったことを加味すれば、周りの人物たちよりさらに低い彼の身長はかなり低かったものと思われる。
公称身長の発表がないので、正確な身長はわからないが…
なかには彼の身長を“5フィート5インチ(=165.1cm)”としている資料もあるのだが…
さすがに、これには懐疑的で…
確かに、彼は右足が不自由で…
足首から先が軽く捻れていたため、革と金属からなる内反足矯正用人工装具を装着しており…
実際の身長よりもさらに…若干、小さく見えるのかもしれないが…
それでも160cm以下であったのは確実で…
因みに、身長158cmとされているゼップとの比較でも…並列ではないものの、そのゼップよりも更に低いように見える。

まぁ、どうでもいいことなのだが…今回は、もう少し、このあたりを推察してみたいと思う。
↓の…ほぼ直立かつ並列に近い…身長が173cmだったとされるヒトラーとゲッベルスの身長を比較してみると…
靴底の高さを ほぼ同じくらいと仮定すれば…
彼の身長は160cm弱ということになる??

ヒトラーが若干 手前もしくは奥に傾いていたとして、それも加味してみても、約10cm近い誤差が生まれるとも想定し難く…
こうしたことを考え合わせるに…
“5フィート(=152.4cm)+1インチ(=2.54cm)”前後といったあたりが妥当なのでは…
勿論、この時…彼が身長を高く見せるため、シークレット・ブーツを履いていたとなると話はまたややこしくなってしまうが…(苦笑)

2011年に3R/DiDからリリースされたゲッベルスのヘッドは、↑の如く…
実現はしていないが、ゲッベルス制作の意欲を掻き立ててくれる程の高いクオリティである。
その際には、やはり低身長にするということは必須であると思われ…
選択する素体としては…2007年にDiDからリリースされた“ヘルマン・ヴェーバー”や“ティモ・デュッカ”といったヒトラー・ユーゲント少年兵用のボディへのすげ替えがよいと思っている。
もしくは、メディコムのRAH301改あたりを使用するのもよいのではないだろうか。
…ということで、今回は手持ちのヘルマン・ヴェーバーのボディと組み合わせてみた。
これでも通常サイズのボディのフィギュアに比べれば、かなりの低身長(全高は27.0cm)となっているが…
それでも、6倍すると162cm相当の身長となる。
まぁ、他とのバランスを考えれば、この程度が妥当だといえよう。
裸のままでは多少線が細く感じられるが、腰周りなどに肉付け加工を施し、衣装を着せれば、このボディあたりで丁度良い感じになってくれるのではないだろうか?
ただ、この先の工程は、もう何年越しで考えているのだが、構想ばかりで、なかなか重い腰が上がらず…何時になることやら…(^ ^;


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カテゴリ : 3R
テーマ : 第二次世界大戦【ドイツ】
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