由緒正しき馬の骨

2010–09–30 (Thu) 17:04
旧野戦帽
内装

この旧野戦帽は…確か、‘03~‘04’年頃だったと思うが…
スウェーデンの某ミリタリー・ショップの方から「近々、これをオンライン・ショップに出品するが、もしあなたが希望するならばストックしておくが如何ですか?」…旨のメールをもらい…
一も二もなく購入したという経緯の帽子で…
内装に使用・経年変化は多少残るものの…
これは逆にこの帽子の“箔”にもなろうというもので気になるものではなく…
(因みに、スエットバンドには“Ltn.BAUER”という被り主の記載がなされてある。)
天蓋、鉢巻、徽章類などの外装の状態は申し分なく…
なんといっても、正面に冠される髑髏章がこの帽子をこの帽子たらしめんと主張している。
伝統記章_第5騎兵連隊
5_Kav_totenkopf_d_L.jpg
いわゆる“伝統記章”とされるこの下顎の無い髑髏章は、ダンツィッヒ型といわれる戦車搭乗兵用襟記章や初期のSS用帽章の髑髏章と同様のデザインのようだが、そのサイズ、ディテール等に若干違いがあるようである。
勿論、襟章用の髑髏章(または“第5騎兵連隊”肩章用)での代替例?も見受けられる。
因みに、右下がそれに相当するものと思われる。

totenkopf.jpg

これはプロシア第1及び第2護衛軽騎兵連隊(Leib-Husaren Reg.)によって装着されはじめたようだが、1921年に第5(旧)騎兵連隊第1及び第2騎兵大隊によって受け継がれ、国防軍(ヴェーアマハト)に移行後も第5騎兵連隊の幕僚及び第1、第2、第4、第5、第11騎兵大隊によって受け継がれることとなる。

Leib Husaren Regt. Nr. 1 or Nr. 2
第1及び第2護衛軽騎兵連隊によって着用されたバズビー(毛皮製“高帽”)

元来、騎兵科という兵科自体に伝統的な風紀が残り、また由緒正しき家柄の貴族出身者も多かったことから、その拘りも強かったのかもしれないが、その騎兵科のなかでも第一次世界大戦時の1915年6月22日付で元帥に昇進していたアウグスト・フォン・マッケンゼンの出身連隊であった第5騎兵連隊(通称、髑髏騎兵隊)は、1936年に彼が第5騎兵連隊名誉連隊長を授与されたことで、第5騎兵連隊由来の部隊に所属した将兵は髑髏騎兵隊のシンボルでもある髑髏章を帽子に冠するとともに【フェルトマルシャル・フォン・マッケンゼン】のカフタイトルなども着用するようになる。
August von Mackensen
August von Mackensen

その他の“伝統記章”

Heer Cavalry/Kradschutz Officers Named Visorcap_sample
髑髏の下顎に十字の骨を据えた髑髏章は、ブラウンシュヴァイク(ドイツ中部の地方)第92歩兵連隊によってもとは着用され、1921~1935年のドイツ共和国軍(ライヒスヴェーア)時代には、この伝統的な記章は第17歩兵連隊・第1及び第4歩兵中隊に受け継がれた。
そして1939年2月10日にこの記章は第17歩兵連隊の幕僚を含む第1及び第2大隊さらには第13及び第14歩兵中隊が着用するようになった。
第17ブランズウィック軽騎兵連隊によって着用されていた記章は1921年に第13騎兵連隊・第4大隊、そして1939年には第13騎兵連隊・第2騎兵大隊に受け継がれることとなる。

Heer Cavalry/Kradschutz NCO traditions visor cap_b_sample
“スウェーデンの鷲(Schwedteradler)”…いわゆる“ドラゴン・イーグル”は「シュベータァ竜騎兵」と呼ばれた第1ブランデンブルク竜騎兵連隊・第.2大隊によってもとは着用されていた。
この“鷲が剣を抱え、爪で王笏を握っている”金属または光沢のない金色の記章は『国王と祖国のために神は共にあらん』という古いプロシアのモットーを表しているそうで、1921年にこの記章は第6騎兵連隊の連隊幕僚及び第2大隊に…更に1926年にはその名誉は同連隊の第4大隊にも受け継がれた。
1933年までにこの記章を着用する部隊も再編成が度々行なわれることになるが、1937年10月12日には第3オートバイ偵察大隊にもこの名誉が与えられることになる。
大戦中は第15装甲師団・第33装甲偵察大隊で着用されることが多かったようである。
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