無謀にも作帽…
さほど時期的な差はないものの、まずはじめに手を着けたのは1/6モノではなく…
実は1/1モノだった。
その少し前…‘98晩秋頃だったと思う。
幼少以来、久しく“ミリタリー”…勿論、“ナチス・ドイツ”という言葉さえ認識することもなくなっていた。
そんな折、深夜映画で…
第二次世界大戦中“砂漠の狐”と謳われたドイツ軍の将軍…エルヴィン・ロンメルの晩年を描いた『砂漠の鬼将軍』の放映を見て以来…
それは封印していたモノが堰を切ったかの如く…
そうしたモノへの興味が一気に再燃してきた。
幼少期とて単にTV映画『コンバット!(COMBAT!)』を見て一喜一憂したり…当時ちょうど発売されていたタカラのニューG.I.ジョーで遊んだりといった程度であったわけだが…
ただ、その主役たる米(連合国)軍には目もくれず…その当時から脇役、憎まれ役、やられ役に甘んじていた“ドイツ軍”が興味の対象であったことは言うまでもない。
‘99が明け…今はなき東京タワーボウリングセンター?にて“V-MAT”というミリタリー関連のイベントが行われると知り、何の既知もなく初めて潜入?してみた。
会場に入るや、軍服を身に纏った者たちが当たり前のように闊歩する様にはかなり驚かされたものだ…(苦笑)
ただ、そこで初めて“軍装品”市場…それらをコレクションする趣味があるということを知ったことがその後のリバウンドを助長させたようである。
得てして、どんなコレクションでもそうかもしれないが…
その適正・妥当価格を知らない段階ではそれらは高価で、なかなか手を出すまでには至らぬものだ…勿論、知った今でも高価であることには変わりはないのだが…
「それなら、とりあえずレプリカ(複製品)で我慢しよう!」
まずはそう思い…
復刻軍装品メーカーとして有名なミハエル・ヤンケ社(ドイツ)の帽子=制帽をいろいろあたってみたのだが、なかなか思うようなフォルムのレプリカ…望むところの、正面の山型形状が鋭角なSattelform(鞍型)と呼ばれるタイプのモノにはお目にかかれず…あったとしても、Tellerform(皿型)と呼ばれる山型形状が滑らかなタイプに近いモノしかなかった。

因みに、これはそのミハエル・ヤンケ製の“特別バージョン”(54,000円)とされるモノである。
10年以上前には…確か、戦時中のコート地で…当時、帽子職人だったという老職人がまだ健在で、その方が作るというフレコミでかなりの高額(8万近かったと…)だったと記憶している。
勿論これよりもさらに安価な廉価版(?)もあるにはあったのだが、どちらも触手が伸びるには至らなかった。
そこで、無謀にも…
「自分で作ってみることは出来ないものか?」
…などと単純に思い立ったわけである。
“無謀にも…”と書いたが…
思い立ってはみたものの…その時点まで私自身、裁縫といえるものはボタン着け程度しかした記憶はなく…
勿論、ミシンなど使えるわけもなく…
制作にあたってはすべて一針一針手縫いで行わざるを得なかった。
↓はその時、形状を変えて3パターン程制作してみたモノで…
上段の二つはロンメルの型の違う制帽を再現してみたモノである。
(※フィルムカメラでの撮影なので画像が粗い)
下段は“SS将官用制帽”と…その後傾倒することとなる1/6の同制帽を比較した画像である。


生地は無色のネル地を染料で…イメージとしての“SS風色調(?)”に染め…
鍔部分は…
当時は流用するものがなかったので塩ビのシートをバイザー型に切り抜き…
縁はゴムチューブに切れ込みを入れ、先のバイザー型塩ビを差し込んだモノで代用している。
面倒だったのはパイピング(ここでは銀の紐)を縫い込む作業で…
パイピングバイアステープというものではなく、単なる紐の…
内側となる部分に等幅・等間隔となるように糸を通し…
ネル地間…ネル地と別珍(鉢巻部分)間にサンドイッチ状に縫い込んでいかなければならないことだった…
(※記章やチンコードなどは既製のレプリカ品を着けております)
この後、1/6スケールの世界に出会うことなるわけであるが…
この…今思えば…気の遠くなるような手間からすれば“1/6スケールなら手間も1/6”と割り切れたこともあり…
比較的苦もなくスムーズに1/6スケールの制作に移行出来たのだと思う。
1/6スケールの世界に出会ったきっかけなどは…
機会があれば、またその折にでもお話しさせて頂くことに…

普段は、我が家の…愛称“ウッズくん”にサイズがピッタリなので被らせている。
因みに、このウッズくん…単なる“ぬいぐるみ”ではなく、ティッシュペーパー・ケース(?)で…
騎士鉄十字章で隠れているが…その割れ部分からティッシュを取り出せるようになっている。
実は1/1モノだった。
その少し前…‘98晩秋頃だったと思う。
幼少以来、久しく“ミリタリー”…勿論、“ナチス・ドイツ”という言葉さえ認識することもなくなっていた。
そんな折、深夜映画で…
第二次世界大戦中“砂漠の狐”と謳われたドイツ軍の将軍…エルヴィン・ロンメルの晩年を描いた『砂漠の鬼将軍』の放映を見て以来…
それは封印していたモノが堰を切ったかの如く…
そうしたモノへの興味が一気に再燃してきた。
幼少期とて単にTV映画『コンバット!(COMBAT!)』を見て一喜一憂したり…当時ちょうど発売されていたタカラのニューG.I.ジョーで遊んだりといった程度であったわけだが…
ただ、その主役たる米(連合国)軍には目もくれず…その当時から脇役、憎まれ役、やられ役に甘んじていた“ドイツ軍”が興味の対象であったことは言うまでもない。
‘99が明け…今はなき東京タワーボウリングセンター?にて“V-MAT”というミリタリー関連のイベントが行われると知り、何の既知もなく初めて潜入?してみた。
会場に入るや、軍服を身に纏った者たちが当たり前のように闊歩する様にはかなり驚かされたものだ…(苦笑)
ただ、そこで初めて“軍装品”市場…それらをコレクションする趣味があるということを知ったことがその後のリバウンドを助長させたようである。
得てして、どんなコレクションでもそうかもしれないが…
その適正・妥当価格を知らない段階ではそれらは高価で、なかなか手を出すまでには至らぬものだ…勿論、知った今でも高価であることには変わりはないのだが…
「それなら、とりあえずレプリカ(複製品)で我慢しよう!」
まずはそう思い…
復刻軍装品メーカーとして有名なミハエル・ヤンケ社(ドイツ)の帽子=制帽をいろいろあたってみたのだが、なかなか思うようなフォルムのレプリカ…望むところの、正面の山型形状が鋭角なSattelform(鞍型)と呼ばれるタイプのモノにはお目にかかれず…あったとしても、Tellerform(皿型)と呼ばれる山型形状が滑らかなタイプに近いモノしかなかった。

因みに、これはそのミハエル・ヤンケ製の“特別バージョン”(54,000円)とされるモノである。
10年以上前には…確か、戦時中のコート地で…当時、帽子職人だったという老職人がまだ健在で、その方が作るというフレコミでかなりの高額(8万近かったと…)だったと記憶している。
勿論これよりもさらに安価な廉価版(?)もあるにはあったのだが、どちらも触手が伸びるには至らなかった。
そこで、無謀にも…
「自分で作ってみることは出来ないものか?」
…などと単純に思い立ったわけである。
“無謀にも…”と書いたが…
思い立ってはみたものの…その時点まで私自身、裁縫といえるものはボタン着け程度しかした記憶はなく…
勿論、ミシンなど使えるわけもなく…
制作にあたってはすべて一針一針手縫いで行わざるを得なかった。
↓はその時、形状を変えて3パターン程制作してみたモノで…
上段の二つはロンメルの型の違う制帽を再現してみたモノである。
(※フィルムカメラでの撮影なので画像が粗い)
下段は“SS将官用制帽”と…その後傾倒することとなる1/6の同制帽を比較した画像である。


生地は無色のネル地を染料で…イメージとしての“SS風色調(?)”に染め…
鍔部分は…
当時は流用するものがなかったので塩ビのシートをバイザー型に切り抜き…
縁はゴムチューブに切れ込みを入れ、先のバイザー型塩ビを差し込んだモノで代用している。
面倒だったのはパイピング(ここでは銀の紐)を縫い込む作業で…
パイピングバイアステープというものではなく、単なる紐の…
内側となる部分に等幅・等間隔となるように糸を通し…
ネル地間…ネル地と別珍(鉢巻部分)間にサンドイッチ状に縫い込んでいかなければならないことだった…
(※記章やチンコードなどは既製のレプリカ品を着けております)
この後、1/6スケールの世界に出会うことなるわけであるが…
この…今思えば…気の遠くなるような手間からすれば“1/6スケールなら手間も1/6”と割り切れたこともあり…
比較的苦もなくスムーズに1/6スケールの制作に移行出来たのだと思う。
1/6スケールの世界に出会ったきっかけなどは…
機会があれば、またその折にでもお話しさせて頂くことに…

普段は、我が家の…愛称“ウッズくん”にサイズがピッタリなので被らせている。
因みに、このウッズくん…単なる“ぬいぐるみ”ではなく、ティッシュペーパー・ケース(?)で…
騎士鉄十字章で隠れているが…その割れ部分からティッシュを取り出せるようになっている。
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